NEWS

E-FISE・FIGパルクールバーチャルコンペティション 概要

2020/06/30

本年7〜9月に行われる「E-FISE・FIGパルクールバーチャルコンペティション」の概要をご紹介します。諸資料から抜粋してお伝えします。

[タイトル]
E-FISE FIG PARKOUR VIRTUAL COMPETITION

[主催]
FIG

[会期]
2020年7-9月

[参加]
FIGパルクール登録選手

[種目]
Freestyle フリースタイル

[スケジュール]
10 July ▶︎▶︎▶︎エントリー締切
20 – 28 July ▶︎▶︎▶︎選手登録・プラットフォームでの動画アップロード
28 July – 02 August ▶︎▶︎▶︎投票期間・動画に対し FIG 投票&公開投票
03 August ▶︎▶︎▶︎決勝進出者発表 男女 8 名ずつが決勝進出
Until September 14 ▶︎▶︎▶︎決勝進出者は 9/14 迄に新たな動画をアップ
17 – 20 September ▶︎▶︎▶︎決勝に向けた FIG ジャッジ投票&公開投票
20 September ▶︎▶︎▶︎E-FISE 結果発表・E-FISE 表彰式

[競技形式]
男子:予選・決勝
女子:予選・決勝

●Freestyle Qualifications 予選
スコアは 50%が FIG ジャッジ(審判)による評価、残りの 50%が FISE のウェブサイトを通じた公開投票の順位により決まります。予選の最終ランキングリスト(FIG ジャッジの順位と公開投票による順位の平均)は、予選の最終ランの後に決まります。
●Freestyle Finals 決勝
ファイナルランキングリストの中から上位8位が決勝に進出します。予選のスコアは決勝に持ち越されません。スコアの 50%は FIG ジャッジの基準に基づく評価の順位で、残りの 50%は FISE ウェブサイトでの公開投票に基づく順位です。決勝ランキングリスト(FIG ジャッジの順位と公開投票の順位の平均)は決勝の最後に確定されます。
●Video Participation ビデオ参加
選手は予選と決勝それぞれで E-FISE のプラットフォームに2つの動画をアップ。

動画1: 30~59 秒のフルランの修正なし動画。この動画は FIG のジャッジの評価に使用され、編集版の 2 本目の動画の内容確認にも使われます。
動画2:30~59 秒のフルランの「編集有」動画。この動画は FISEのウェブサイトで公表され、公開で投票を募集します。

FIG は、予選・決勝共に、どの動画にエントリー資格があるのかを決める権利を有します。危険なランを伴う動画(2.5m 以上から飛び降りる、屋根を走る、ビルを登ることや、または一般人に危険を伴うようなもの)、閉鎖中の場所の使用(使用禁止の建物、コロナウィルス関連で閉鎖中のもの)、法律に違反する活動が表示されていること、その他 競技として認められないような範疇のことやFIGが認めないこと等、さらには、文書に記載されている広告ルールを守っていないもの、 動画の BGM として利用する音楽に不適切な歌詞・言葉が入っているもの、 動画の背景に、不適切で倫理やモラルを守っていないものを使用する(例:暴力、人種、宗教、政治的、性差別的な)ものは、ビデオ応募資格を失う場合があります。パルクール委員会メンバーとFIGスタッフが動画に応募資格があるかを判断します。

[評価基準]
ジャッジの基準は、基本的に過去の FIG ワールドカップで使用されたルール規則に直接関係します。

E : Execution 実施
● Safety 安全性
安全性は着地と障害物との近さが考慮される。着地は 1〜4 点(足と手)による着地とし、同時に、障害物との近さも考慮される。
● Flow 流れ
フロー(流れ)は、停止、足踏み、または躊躇により遮られることがある。
● Mastery 熟練
熟練者であることは、難しいことを簡単に見せ、さらなる要素を追加することができることを意味する(遊び心、スタイル、楽しさ…多くのアスリートがクリエイティビティ/創造性と表現するであろうもの)。基礎は、単一の動きの確かな技術的クォリティー。振幅、スタイル、スピード、テクニックによって定義される。

C : Composition 構成
● Variety 多様性
次のカテゴリーから組み合わせることで、1つにつき 0.5 ポイントを得る。
– PK基礎:プレシジョンジャンプ、ヴォールト、アームジャンプ、スイング、スライド、ロールなどの、すべての基本的なパルクール要素。
– スピン:固定点での重心のスピン回転(COM)。固定点は、アスリートの体(例えば、手、足、肘…)。
– ツイスト:縦軸に沿ったツイスト回転。空中で、少なくとも 360 度回転の場合にのみカウント。
– 前転:横軸を中心とした前方回転。空中で行われたときのみカウント(フリップ)。
– 後転:横軸を中心とした後方回転。空中で行われたときのみカウント(フリップ)。
– 横回転:横向きの3D回転。空中で行われたときのみカウント(フリップ)。
● Use of obstacles 障害物使用度
コース全体でトリックとラインをサポートするための単一のオブスタクル(障害物)の使用度合。
● Connection つなぎ
つなぎは、密度、難度、長さ、全体的な印象によって評価される。

D : Difficulty 難度
● Use of space スペース使用度 ジャッジは順応能力および、アスリートのパフォーマンスと同様に会場スペースの使い方を見ている。すべてのアスリートが理想的な場所を使えるわけではないので、ここではその要素がみられる。
● Single Tricks 個々の技
個々の技はジャッジ団により、すべての競技前に測定される。
● Whole run 全体的活動量
全体の難度は、4 つの主な要因によって定義される。
1. 難しいトリックの密度/数
2. 全体の長さ
3. 難しいトリックの配置
4. ランの最後の動きの難度

[審判]
4名

[賞金]
総額 CHF 30 000 = 男子・女子それぞれ CHF 15 000
1  CHF 4000 2  CHF 3000 3  CHF 2000 4  CHF 1400 5  CHF 1300 6  CHF 1200 7  CHF 1100 8  CHF 1000